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3.本当の戻し方でここまで治る

結局、アゴのバランス位置は気道のために右前へアゴを変化させてきた結果であり、その本は全身の重心バランスに対して生体が機能していけるように創られていること(素晴らしい構造です)にあります。そして歯だけではなく、体にもなんらかの不都合があるのならば、本からしっかり戻すべきなのです。

このページの内容


どんな歯科疾患もバランス問題が表面化したもの

上顎に対するアゴの重心バランス位置は、歯科治療では一時しか戻りませんし(ページ参照下さい)、ダメージを受ける側の進行を歯では止められない事をダメージの形が示しています。(ページ参照下さい)。
安定させるには、アゴ自身がバランスを取り戻した状態に合せて、(必要ならば)歯科治療を行うのです。
次の症例も、ページの40代患者さんも、体では同じことが起きており、ページのCT写真で説明したように、患者さんの9割以上が右前へのアゴバランスで歯を壊しています。

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■(60代の患者さん例)

主訴:上前歯と左上奥歯が毎年壊れる。

(1)やはり上顎骨は右にたたかれてきていて、上下共に骨のセンターは右に偏位しています。

(2)噛む度に上前歯は強く振動します。→つまり、やはりアゴは上に対して右前へ詰まってきています。


(3)やはり、強いスリ減り運動の磨耗があります。21|も内側へ押しやられた歯並びをしています。歯石は骨が落ちた所にたまるのです。
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(4)のどの奥の壁も右側が狭くなってきています。


(5)アゴの位置が右へバランスをくずしているから(①)、奥歯は左側の高さが右側より低くなっており(⑥)、スリ減り運動をやってもらうと左上奥歯は動揺します。

(6)前歯が強く当たれば、どうしてもスリ減り運動を夜間に行うのです。歯槽膿漏がどんな手術をしても、また同じ部位に問題を起こしてくる原因がこれです。


(7)半年後のアゴ位置、左奥安定状態です4|3|の位置関係(⑦)、|3|2の位置関係(⑧)を見ると、この開いた距離が、どの歯においても過去の変化量だと判ります。

(8)自ら戻ったアゴの位置で、左右運動に合わせて仮材料を足していきます。|2の歯肉も落ち着いてきます。


(9)アゴが左奥へ安定した状態を下から見ると、かなり奥へアゴが入った(②と比較して下さい)のが判ります。この後に新しい前歯・左上奥歯を作製するのが本当の予防を備えた歯科治療と言えます。

(10)左奥が強く噛めるアゴバランスが半年つづくと、上顎のセンター右ズレ(①)から、鼻の真下へ骨形態が戻っていきます。


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アゴの外科手術と矯正をしたのに1年でズレている例

(A)東京の大学病院で治療する前の状態。

(B)アゴの切断手術(左へのアゴ位置変更手術)と矯正治療が終わった時


(C)アゴがまた右へズレてきて富山県まで来院された時。アゴが右へバランスをとりたい原因(足首の左右差・・・次のページを参照下さい)が変わっていないので、手術前のアゴバランスが出現してきているのです。

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(D)やはり右前が強く当たり、右上前歯の歯槽膿漏が始まっています。左奥歯は噛んでいません。


(E)遠方のため、足首の調整法だけ見つけてあげたのですが、上手く出来ず再来院されました。アゴの右偏位も、上顎の骨変形もかなり進行しています。

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(F)右上前歯の動揺も、歯槽膿漏も、悪化しているので毎月通院することになりました。


(G)足首などのアゴバランスと関連する箇所のズレを反対方向へ軽く押すと、

(H)左側で強く噛めるアゴバランスを瞬間に取り戻します。バランスを司っている脳の錐体外路系の反応です。


(I)このような反応を利用していくと、さらに左奥が最も強く当たるようなアゴバランスになっていきます。この状態が続くと、

(J)アゴの左戻りだけでなく、変形した上顎の骨も形態を戻していくので、全体の歯が噛むようにもなっていきます


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