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4.歯科治療だけでは、また同じ方向へ

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アゴの筋肉はアゴの下にもある

アゴを開ける時は、アゴの下にある筋肉も、アゴを下方に引っ張ります。咬み合せはアゴから上のいわゆる咀嚼筋だけでなく、アゴに付く全ての筋肉を考える必要があります。
アゴの下部にあるアゴとボディを繋いでいる筋肉の図を示します。
側面図の前方筋肉胸骨へ後方筋肉背中の肩甲骨へつながっています。(図A)
これが左サイドにも右サイドにもあるわけです。(図B)
ところで、この筋肉は図Cを見ても分かるように、頭の重さ4~5kgをボディの上に支える筋肉でもあります

図A

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図B

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図C

図A参照:南山堂 高橋和人・野坂洋一郎 著「口腔の解剖」より
図B参照:南江堂 B.J.Melloni 著 「メローニ図解医学辞典改訂第2版」より

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アゴ筋肉の左右は後ろ姿でみる

頭を支える筋肉は、歩行時における頭部と両肩までの距離を見る必要があります。片方の足首が体重を支える瞬間のバランスは、両足首で支える立ち姿では判りません。左足で体重を支える瞬間(E)も右足で体重を支える瞬間(F)も、ボディのセンターから見て(両肩のつけ根から見ても)頭位置を左にバランスさせています。
→結果、右肩が落ちた(頭から遠い)形になります。 図Cと併せてご覧ください。

左足時 右足時

写真(E)

写真(F)
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さて、図Aにおいて、右肩がいつも遠ければ、右サイドの筋肉はアゴを右にバランスさせる力をいつも加えていることになります。
歯1本の横幅はアゴの横幅の18分の1ぐらいのサイズですから、ページの咬合のように右側の歯がダメージを受けていきます。

但し、もし歯がスリ減る材質でなかったり、歯が倒れたりしない骨質だったらどうなるでしょう。ボディに対して頭の左位置のバランス調整をアゴがズレて行えなくなり、首部の靭帯や神経が直接やられてしまいます。
つまり人体は歯がダメージを受けていく構造になっているのです。

それでは、全体重を支える足首を見てみます。
左足時(G)はカカトに対して踝は内側にズレ
右足時(H)には踝はカカトより外側にあります。
つまり足首の上に乗る体重は、右足時も左足時も右前へと負担をかけています。

写真(G)

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写真(H)

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全体像の頭位置バランスの理由を考えてみます。
(E)において体重を支える足首部の踝がカカトより内側にズレてしまうので、頭の重さを踝の反対(ボディに対して左)にバランスをとる必要があるようです。
(F)において踝は左足とは逆に外側にズレるので、頭の重さを踝の反対(やはりボディに対して左)にバランスさせています。

つまり両足首が正反対の形をとるのに対して、頭の重さを足首の状態に対応した結果が、両足時共に頭位置左バランスなのです。
患者さんの全員にこのような足首左右差があります。 そうでなければ、歯科通院にはならなかったのです。 手が左利きの方も足は左利きではありません。

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簡単なチェック法

椅子に座って、足の裏全面をしっかり押しつけます。誰かにカカトの側面を左右に軽く揺すってもらいます。
それで、足骨を繋いでいる靭帯のどこが揺すりに対して踏んばれるかを見ます。
右足は大体赤斜線の範囲(もっと少ない方もいる)が踏んばれ、また肉眼でもわかる位に他部より動きません。
ところが左足は指以外の全部がカカトと共に左右に動いてしまいます。(グラグラ動く量も大きい)。 つまり指だけが踏ん張れるのです。
現在まで、アゴバランス右前くずれの方で、この状態と違った患者さんは1人もいません

イメージ①

イメージ②


この左足首に対して重心変化を与えていく事が、アゴのバランスにも、頭位置バランスにも(首や肩の症状)、腰に対しても、基本になります。
体の重心がバランスを取り戻していき、歩く時の足首に対して左カカトへの重心方向が復活したら、すべてに変化が起こります。(ページ参照下さい)
このように見ると、整形外科や整体の治療が再発する原因も、歯科症状が再発する原因と同じく、活動時の足首状態が変わっていないので、再び同じようなズレを作っていくからと思われます。

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足首状態の改善例


初診時(左)


初診時(右)



4ヵ月後(左)


4ヵ月後(右)


初診時は、やはり右前重心での踝状態です。右踝はカカトの右にバランスし、左踝はカカトの上に乗れません。右足は床に対する脛の角度も結構大きく右倒れです。改善後は左踝がカカトの上にしっかり乗っています。右脛の傾斜角度もやさしくなり、咬合は左奥歯がしっかり咬んできました

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